期待するだけ無駄な気がするが・・・イラン側は常にトランプ米大統領とは真逆の声明で跳ね返す!
■ 週初からドル円は160円台へ突入
3月30日(月)、ドル円は160.46円まで上昇し、早くも週初から160円台の攻防が始まった。 中東イラン情勢を背景とした「有事のドル買い」が根強く続く一方、160円を超えると政府・日銀の為替介入リスクが意識され、上値を追いきれない展開が続いた。結局、週を通じて158〜160円台という広いレンジの中で乱高下するという、動きたくても動けない、投資家にとって非常に難しい相場環境が続いた。

■ 4月入り、停戦期待がマーケットに春の陽気をもたらした
4月1日(水)、米国株は続伸。 トランプ大統領が「ホルムズ海峡の再開を条件にイランの停戦要求を検討する」とSNSに投稿したことで、中東紛争の早期終結への期待が一気に高まった。 原油先物は下落、米長期金利も低下し、リスクオンの流れが鮮明になった。
日経平均も前日比327円高でスタートし、一時は518円高まで上昇。市場には「翌日のトランプ演説でさらに前向きな発言が出るのでは」という期待感が漂い、マーケット全体が明るいムードに包まれていた。
■ 4月2日(木)、「トランプ劇場」開幕——そして期待は無残に裏切られた
日本時間の午前10時、ついにトランプ大統領の演説が始まった。
序盤は「希望」を演出した。 「主要な戦略目標はほぼ達成」「イランでの任務完了が目前に迫っている」などなど、こうした発言を受け、日経平均の上げ幅は一時500円を超え、ドル売り・円買い(リスクオフ解消)の動きも見られた。
しかし・・・・中盤から一変した!
「今後2〜3週間、これまで以上にイランを激しく攻撃する」 「合意に至らない場合はイラン国内のすべての発電所・石油輸出拠点を同時に叩く」
米軍撤退の具体的な時期も示されなかった。市場は即座に「紛争終結の明確なシグナルはなかった」と判断し、失望売りが怒涛のように押し寄せた。
日経平均は急転直下、最大1,466円安・52,273円まで急落し、大引けも1,276円安の52,463円と大幅反落で終えた。
そして原油は・・・わずか一日で100ドル台前半から113.97ドルまで急騰。十数ドルという異常な値幅で、エネルギー市場の「戦争プレミアム」が再び牙を剥いた。ドル円は演説後の「有事のドル買い」で一時159.74円まで上昇。株安・原油高・ドル高というトリプルパンチが日本市場を直撃した一日だった。
■ 4月3日(金)「空っぽのマーケット」で雇用統計が炸裂
週の締めくくりとなる金曜日、相場は歴史的に異例な状況を迎えた。
グッドフライデーにより、米国・欧州をはじめ世界の主要金融市場がほぼ全て休場。その中で、日本時間21時30分に3月の米雇用統計が発表された。
【結果】
| 項目 | 市場予想 | 実績 |
|---|---|---|
| 非農業部門雇用者数(NFP) | +6.5万人 | +17.8万人 |
| 失業率 | 4.4% | 4.3% |
前月は9.2万人減という衝撃的な落ち込みからの急回復。予想のおよそ3倍という数字は、本来であれば為替・株式市場を大きく動かすレベルの強烈なサプライズだった。
しかし現実は——発表直後にドル買いが走ったものの、わずか30分足らずで全戻し。マーケットはほぼ無反応に近い状態に戻った。
「強いデータ」と「空っぽの市場」がぶつかった結果、この数字は消化されないまま週末を迎えることになった。
■ 来週へ持ち越された「3重の爆弾」
週が明けてもすぐには通常営業とはならない。 4月6日(月)はイースターマンデーで欧米市場は引き続き休場。さらにEUは4月7日(火)もレイバーデーでお休みとなる。市場が完全に通常稼働に戻るのは4月8日(水)
その日に一気に消化されるのは——
✅ 強すぎた雇用統計への本格的な市場反応
✅ イラン・米国の協議動向(停戦か? 攻撃激化か?)
✅ 原油の高止まりとスタグフレーション懸念
これだけの材料が積み重なった状態でのスタートとなる。4月8日(水)からの動きは、今年上半期の相場の方向性を左右する可能性すらある。引き続き目が離せない展開が続く。
2026年/4/4 投資助言者【馬】⇨⇨公式サイト


