日曜日, 2月 15, 2026
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【マーケット週報】政策金利ウィークを通過、焦点は再び地政学リスクへ

2025年6月第3週の金融市場は、日・米・英・スイスの中央銀行による政策金利イベントを終え、再び「イラン・イスラエル」情勢を中心とした地政学リスクへの注目が高まっています。


▼日銀:政策金利は据え置き、市場は織り込み済み

6月の金融政策決定会合では、日銀は予想通り金利の据え置きを決定。国債買入れなどの見通しにも触れられましたが、市場反応は限定的でした。植田総裁の会見内容も含め、市場ではすでに織り込まれていた印象です。


▼FOMC(米連邦準備制度):年内利下げ方針は維持も、パウエル発言に波紋

FRBも政策金利を据え置き。「年内2回の利下げ見通し」は維持されたものの、パウエル議長は「関税引き上げがインフレ圧力となる可能性」や「労働市場は利下げを急ぐ状況にない」と発言。
その一方で、トランプ前大統領によるパウエル批判は過激さを増しており、「2.5ポイントの利下げが必要」「FRBの対応は遅すぎた」といった声明が再び注目を集めています。


▼英中銀BOE:据え置き決定も、利下げへの票割れに注視

BOE英国中銀も予想通り政策金利を据え置き。今回は追加利下げは見送られましたが、議事要旨からは今後の利下げ支持派の台頭も見られ、注目ポイントのひとつとなります。


▼スイス中銀SNB:予想通りの利下げでゼロ金利に回帰

SNB(スイス国立銀行)は0.25%の利下げを実施し、再びゼロ金利体制に突入。ユーロ圏との金利差も意識される場面となりました。


▼地政学リスク:トランプ発言が市場の不安定要因に

トランプ氏は「イランへの猶予は2週間が限界」と発言する一方、「攻撃の必要はないかもしれない」とも述べ、市場の不安定化を招いています。
さらにFRBへの口撃も激化し、「ECBは10回利下げを行ったのにFRBは1度もしていない」とし、金利政策への圧力を高めています。


▼マーケット概況:ボラティリティ低下と不穏な静けさ

恐怖指数(VIX)は再び20超えの水準に達する一方で、ドル円は高値・安値を抜けず、レンジ相場を継続中。原油(WTI)は急騰後も高止まりを続けており、為替市場との乖離がやや不気味な様相です。


▼通貨強弱:円売り・ドル買いの巻き戻し、ユーロの底堅さ目立つ

週後半にかけて、円高・ドル安の流れが一転。ただし、短期的な乱高下が続いており明確なトレンドは出ていません。ユーロに関しては底堅く、比較的持続性のある上昇が見られています。


▼総括:材料出尽くし感とトレンド待ちの局面へ

各国中銀イベントが一巡し、月末相場に差し掛かる中で、次なるトレンド形成のきっかけを市場は探している状況です。地政学リスクの高まりや、米関税問題の行方がカギを握る展開が続きそうです。

2025/06/21 FX専門投資助言者「馬」

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