今週はなんといっても、トランプ米大統領による関税強化の発表が相次ぎ、マーケット全体に一時的な混乱と緊張感が走りました。「TACO(Trump Always Chickens Out=結局は強行策を引っ込める)」と揶揄されてきた姿勢から一転、今回は「本気度」を感じさせる動きとして市場の関心を集めました。
📈【株式市場】強気継続、主要指数は史上高値圏

- S&P500・ナスダックは史上最高値を連日更新
- NYダウも高値圏をキープ
- 日経平均も押し目を作りながらも高水準を維持
短期的には関税ショックの懸念もありましたが、最終的には強い需給が下支えする展開に。特に生成AI関連・素材関連が引き続き堅調で、指数の下値を支える要因となっています。
🛢️【商品市場】インフレ再燃? 銅・コーヒーが急騰
- 銅:米国が50%の関税を発表し、5.69ドル/ポンドまで急騰
- コーヒー:ブラジル産に関税報復リスク、先物価格が急伸
関税の影響は「実体経済」よりも先に商品先物市場に色濃く現れています。今後、製造業や消費財価格への波及も警戒が必要です。
💱【為替市場】円安ドル高、乱高下しながらも148円目前

- ドル円は一時143円台へ急落したものの、7月3日を起点に反転。
- 今週は乱高下を繰り返しながらも上昇が継続、148円台に再接近。
ファンダメンタルに整合性が取りづらく、マーケット全体の方向感が不安定です。材料難の中、ポジション調整と需給が価格を揺さぶっています。
💹【通貨強弱の流れ】今週は「ドル買い再開」「円安急加速」

| 通貨 | 今週の動き |
|---|---|
| 🇺🇸 米ドル | 弱含みからジワジワと買い優勢へ転換 |
| 🇨🇭 スイスフラン | 継続的に強く、フラン高傾向維持 |
| 🇪🇺 ユーロ | 強含みもやや失速 |
| 🇬🇧 ポンド | 同様に失速感が強まる |
| 🇯🇵 日本円 | 今週は急速な円安トレンドが加速 |
スイスフランの強さが際立つ一方で、ドル高・円安の流れが今週の最大の注目ポイントです。
✅【今後の注目点】
トランプ関税が実際に実施されるかどうか?これまで「TACO」的な緩さがあったトランプ米大統領の発言も、今週は明確に「攻め」の姿勢。市場もついに本格的な警戒モードに入ったと言えるでしょう。ただし、株価は高値圏を維持しており、実際の発動までは“様子見・買い支え”が継続するかもしれません。
2025/07/12 FX専門投資助言者【馬】


