今週の注目は、週明けの東京市場。連休明けとなる月曜日は、選挙結果を織り込む形で相場が大きく動く可能性があり、株式・為替ともに要警戒です。
■関税問題に再び緊張感
トランプ前大統領による「関税強化」路線はなお継続中。欧州やブラジルに対して最大50%の関税を課す案が報道されるなど、米国の強硬姿勢がマーケットに再び不安を呼び込んでいます。日米関係にも影響が波及する可能性があるとの声も聞かれ、地政学リスクに代わって「通商リスク」が台頭してきました。
■米CPIは予想上振れ、FRBへの圧力強まる

7月15日(火)発表の米消費者物価指数(CPI)は、前年比+2.7%と市場予想(+2.6%)をやや上回りました。これを受けてドル円は一時的にドル売りで反応しましたが、その後は「米景気底堅さ」を好感してドル買い優勢に転換。149円台に到達する場面も見られました。
しかしその直後、「パウエルFRB議長が更迭される可能性」との報道が駆け巡り、為替は一転して146円台へ急落。その後ホワイトハウスが火消しに動いたことで再び戻すなど、極めて荒い値動きとなっています。アルゴリズム取引による乱高下が今後も続く可能性があり、警戒が必要です。
■通貨強弱は「円安ドル高」継続も方向感に乏しく

直近1週間の通貨強弱を見ても、円安・ドル高傾向は維持されていますが、明確なトレンドとは言い難く、時間軸の短いスパンでの揺り戻しも目立ちます。当面は方向感を欠いた展開となる可能性があり、短期トレードではリスク管理が鍵となりそうです。
■ビットコインは史上最高値更新

仮想通貨市場では、ビットコインが対円で1,800万円台に突入。史上最高値を更新しています。現時点では他の金融資産との連動性は不透明ですが、リスクマネーの行き先として市場にインパクトを与える可能性もあり、注視が必要です。
■日経平均は40,000円台乗せ──選挙結果でどう動くか

一方、日経平均株価は強含みで推移し、39,000円台からしっかりと40,000円台に乗せる展開となりました。企業業績や円安の追い風もあり、底堅さを見せていますが、今週は選挙結果を受けた投資家心理の変化に注意が必要です。
週明けは連休明けで商いも増えることが予想されるため、東京時間の寄り付きから波乱含みの展開になる可能性もあります。
今週も為替・株式ともに材料豊富な1週間となりそうです。
2025/07/19 投資助言者【馬】


