土曜日, 3月 28, 2026
ホーム為替衆院選後の日本市場は異例の「トリプル高サプライズ」

衆院選後の日本市場は異例の「トリプル高サプライズ」

高市新総理率いる自民党が事前の予想を大きく上回る圧勝を収めた衆院選!それを受けた週明けの市場は、この強力な政権誕生を好感し「日本株高・円高・債券高(金利低下)」という、全てのリスク資産が買われる異例の「トリプル高」となりました。それぞれの動きと背景を解説します。

【株式市場】強力な政権基盤を海外勢が評価

選挙後のTOPIXは週間で3.2%上昇し、米S&P500をアウトパフォームしました。かつての小泉・安倍政権時と同様、「選挙で大勝した強い政権は構造改革を進める」との期待から、海外投資家が日本株買いを活発化させています。週明けの一時的な単なるご祝儀相場で終わるかなと思いましたが、乱高下をこなしながら強い地合いを維持しており、海外資金の流入継続が今後も期待されます。

【為替市場】最大のサプライズは「円高」進行

市場関係者を最も驚かせたのが円の動きです。「積極財政を掲げる高市氏の圧勝は円安加速」という大衆心理の裏をかき、相場はジワジワと円高方向へ進みました。 選挙直前まで乱高下していたドル円相場ですが、選挙結果を受けて「さらに円安が進む」と見込んでいた投機筋が、予想外の展開に慌てて円を買い戻す(ショートカバー)動きが、円高の主因となっています。

直近のドル円レートの動きを振り返ると、以下のような激しい値動きをしています。

  • 159円台から152円台へ急落(レートチェックなどの影響)
  • その後、すぐに157円台後半まで再上昇
  • 選挙での自民党圧勝を受け「さらに円安が加速する」と思いきや・・・予想に反してジワジワと円高が進み、再び152円台前半へ

【債券市場】財政悪化懸念の後退で金利急低下

選挙前は、消費税減税等の公約実現に向けた赤字国債増発(財政悪化)が懸念され、債券は売られ気味(金利上昇)でした。 しかし、与党圧勝により「強固な基盤を得たことで、市場に配慮した規律ある政策運営が可能になる」との安心感が広がり、債券は買い戻されました。一時4%を超えていた30年国債利回りが3.3%台へ急低下するなど、市場は一旦落ち着きを取り戻しています。


今後の展望:「期待」から「実行」のフェーズへ

現在のトリプル高は、あくまで強力な新政権に対する「期待」が先行したものです。今後は、掲げた政策がどのように具体化されるのか、特に懸念される財源問題への決着が焦点となります。

【外部環境のリスク要因】 米国市場では、雇用統計やCPIが底堅い結果となった一方で、ハイテク株が崩れ始めています。日本株は米国ハイテク株との連動性が高いため、米国の調整が日本市場の冷や水とならないか、警戒が必要です。

2026/02/14 投資助言者【馬】

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments